促進劣化試験から評価した圧縮加工広葉樹材の変形復元特性に関する研究
地球温暖化防止の観点から、針葉樹だけでなく広葉樹の利用を進めることが大切である。そのため近年は広葉樹に着目した家具などが提案され、森林伐採サイクルの短期化による林業活性化が進んでいる。本研究では、圧縮加工した早生広葉樹の変形復元特性を建築材料として利用するため、ユリ(散孔材)・センダン(環孔材)の形状・重量変化を促進劣化実験・静置実験より明らかとした。促進劣化実験を行った木材には亀裂が生じた。形状回復率が高く、樹種による違いは見られなかった。
論文、A1パネル、梗概