研究内容

ものづくり産業における技能伝承の現状に着目し、歴史、現代の人々、未来を重なり合わせ、次世代を担う若者が働きながら住み続けたいと思う町を作り出すことが大切であると考えた。本設計では、熟練技術者が持つ技能を文化と捉え、文化の伝承者である「住み続ける人」、次世代の 有力な継承者候補となる市内に居住する大学生とモノレールで通学する大学生など「新たに通い・住み始めた人」 の2つの新しいコミュニティを、こと(技術・イベント)と、 もの(下町で生み出される製品)を重ね合わせ、ものづくりの好循環サイクルを動かす鍵となる建物を提案する。