継往開来 ー空間の木質化に着目した持続可能な団地再生ー
第二次世界大戦後から高度経済成長期にかけて多く開発された団地は、住宅ストックの老朽化や高齢化、人口減 少などの問題を抱えている。また、地球環境に配慮した取り組みとして、木を利用した建築の促進が注目されている。木の利用は、適切な森林整備の確保や、二酸化炭素の貯蔵 など循環型社会の形成に貢献し、木材の特徴である心理的・身体的効果などにより、建物の内部環境の向上にも寄与するものである。そこで持続可能な団地空間の木質化再生手法を提案する。環境評価指標を日本のニュータウンに適用し、木質化による団地空間の将来にわたる利用の可能性を明らかにする設計を行った。
A1パネル6枚、模型1000mm×860mm×150mm(1)、模型1160mm×960mm×250mm(2)、梗概