伝統技術の伊賀組紐を用いた地域活性化のための家庭科教材の提案
日本が世界に誇る伝統工芸品は各地域特有の郷土の風土と歴史の中で育まれ今日まで受け継がれてきた。しかし、時代と国民の意識の変化に伴い、伝統工芸品の需要や認識が低迷している。このような背景から、後継者の確保や育成が難しく衰退していく物も多い。近年、学校教育の中では地域の伝統や文化に触れる機会が多く設けられているがこれらは一時的な取り扱いであり伝統文化の継承という点からは、継続的に取り組むことで身近に感じられると思われる。そこで、三重県の地域活性化に着目し、伝統工芸品である「伊賀くみひも」を各教育段階にレベルにあった家庭科教材を提案しその技術の継承に寄与したいと考え、作品制作を行った。
ドレス(1110㎜×1000㎜×460㎜)、絹糸、金糸、シルクシャンタン、作品論文、A1パネル2枚、梗概