双子用ベビーカーに関する研究 -東山動植物園のスロープ・売店・混雑時を例に-
近年、不妊治療の普及により複産が増加し、双子用ベビーカーの利用機会も高まっている。しかし公共空間では、その利用が十分に想定されていない環境が残されている。本研究では、動物園を対象にスロープや売店、混雑時の通路における走行状況を調査し、双子用ベビーカー利用時の課題を明らかにした。その結果、勾配の走行可否は角度や走行距離に依存し、通行困難な箇所では立ち止まりや進路調整が生じやすく、周囲の利用者の行動が安全性に大きく影響することが示された。今後は、環境整備に加え、無理なすれ違いを避けるなど、状況に応じた具体的な配慮が求められる。
論文、パネル、梗概