愛知県の多宝塔・縦板張り亀腹に関する研究
多宝塔とは、下層が方形、上層が円形の塔身をもつ二重塔で、宝塔に裳階をつけたものから発展したとされています。大日五仏や法華経の安置を目的とする建物で、上層と下層の間に「亀腹」という饅頭のようなパーツがあり、外観上の大きな特徴となっています。亀腹は白漆喰塗が通例ですが、愛知県の多宝塔7塔中4塔は亀腹が縦板張りです。縦板張りのものは全国で5塔あり、そのうち4塔が愛知県、1塔は埼玉県にあります。亀腹がなぜ縦板張りなのか、愛知県に縦板張りの亀腹が集中しているのはなぜかを調査、推測しました。
論文、A1パネル2枚、梗概、1/50石山寺多宝塔模型、動画