研究内容

卒業証書は大切な成長記録であるが、飾られていることが少ない。理由を探り、卒業証書に特化した証書立てを制作し、新たな魅せ方を示すことを目的とした。調査より「内容が人と同じで特別感がなく、賞状と比べて魅力がない」が最大の理由であった。証書の中で飾られることが少ない筒タイプにスポットを当て、内容は見せずに丸め、隙間から「卒業証書」の文字が見え隠れする飾り方を考案。形は卒業証書の開きを抑えて支えられるほど丈夫で、美しく自由な組み合わせができる、折のデザインからねじり柱を採用することにした。材料は卒業証書にも使用されている新局紙を使用。証書の色味が2種類あることからそれぞれに合わせて飾れるように新局紙も2 種類使い、白桜と黄桜とした。