刺し子の技法を用いたジャケットの制作
刺し子とは、厚手の綿布を重ね合わせて、一面に細かく刺し縫いをしたものである。本制作では、デニム地に刺し子を施した試料を用いて、刺し子の柄による物性、布の力学特性の相違を比較検討し、結果をもとに刺し子を施したジャケットを制作することを目的とした。実験では、曲げ剛性B(gf・cm2/cm)と曲げヒステリシス2HB(gf・㎝/㎝)の測定を行った。また、通気抵抗R(Kpa・s/m)の計測を行いその結果から、斜め十字刺しと刺し子ミシンを用いて制作を行った。刺し子の風合いを生かしたジャケットを完成させることができた。
制作、実験、パネル、梗概