反応染料を用いた色落ちしない毛髪染色
毛髪染色の研究開発における関心は、既知の人体へのリスクが考慮され色の表現範囲が広くかつ洗髪による色落ちを生じない洗髪方法に集約されている。
本研究では、ヘアカラーの色落ちは誰もが防ぎたいものなのになぜ色落ちしないヘアカラーリング剤は存在しないのかを知ることを目的として、繊維製品において高堅ろうな染色物が得られる反応染料に着目し、毛髪染色への適用を行った。羊毛織物をモデルとして使用して染色条件などを検討し、さらに毛髪染料の染色と洗髪による退色について調査を行った。
論文、A1パネル2枚、梗概