Eternal brilliance〜ローマの休日、アン王女の衣装から着装 を得たオートクチュール作品制作〜
本制作では映画「ローマの休日」から着装を得たドレス制作を行った。ギャザーを寄せたオーガンジーのスカートにはオートクチュール技法であるピコ処理という端処理を行い軽やかに仕上げ、本制作のテーマであるEternal brilliance(永遠の輝き)を表現する為に、大小様々な大きさのスワロフスキーのラインストーンを放射状に拡散していく様に取り付けた。また、リボンをモチーフとしたオフショルダーパーツは後ろに3本のドレープを入れることで、後ろ姿も美しく華やかに見えるようにした。工程を進めていく中で、テーマからデザインがかけ離れていないか何度も確認・検討を重ねた。結果として4年間の集大成に相応しい作品にする事が出来たと考える。
作品の大きさ:W800mm×D800mm×H1600mm、主な素材:ブライダルサテン・オーガンジー、論文、A1パネル2枚、梗概