着脱の機能性の考慮したバレエ衣装の制作
近年、バリアフリーやユニバーサルデザインに関する取り組みも浸透してきており、実際にスポーツ界でも、衣生活で最も負担がかかるとされる着脱面を考慮したスポーツウェアが開発されている。しかし、一人での着脱が困難であるバレエ衣装において、機能性に関する研究はみられない。本研究では、着用評価実験と明きの物性試験から、最適な明き位置や留め具を明らかにし、一人での着脱が可能な新たなバレエ衣装を制作した。着脱の機能性の検討は、着用時の便利性や衣装管理の簡素化だけでなく、バレリーナが踊ることにより注力できる環境作りに貢献できると考える。
衣装(1650㎜×1000㎜×1000㎜)、生地(シャンタン、チュールなど)、論文、パネル、梗概