研究内容

　動作時における体表面と衣服のずれが着心地に与える影響や、ゆとり量が不足することで生じる着心地の悪さの原因を検討し、これに基づいた着心地の良いパンツ設計の提案を行うことを目的とした。研究方法として、第１実験では動作時の人体体表面の長さの変化について人体計測を行い、第2実験ではパンツと動作体表面のずれに関する画像計測を行い、ヨコ方向、タテ方向の関係に着目し基本統計量を用いて分析を行った。第3実験では、個々に適合したパンツを制作し、動作に伴うパンツの着心地に関する感性評価を実施した。以上の3つの実験から動作に対応した着心地の良いパンツ設計の検討を試みた。