躍進 -公営住宅に居住する大学生と自己効力感を高める共用空間の在り方-
公営住宅に暮らす人々は様々な悩みを抱えている。その中でも一番大きいのは貧困や家庭環境などによる不安定な就労・生活。それに伴う社会的参加機会の損失によって社会的孤立が引き起こされることだ。そこで、本設計では心理コースで学ぶ大学生を入居対象とし、居住者と大学生が連携しながら就労意欲の向上や、社会的孤立を防ぐ共用空間を再生する提案を行う。みる・みられるの関係性を持つことで、他者の行為を観察しながら実践する原動力となることをねらいに計画した。
A1パネル6枚、模型841mm×1188mm×620mm 、梗概