「昭和レトロ」な街並み提案 -名古屋市西区円頓寺商店街-
名古屋市西区の西部に位置する円頓寺商店街はかつて堀川を利用した流通が盛んで街の発展とともに本町商店街、西円頓寺商店街と伸びていったが、地下鉄やバスなどの交通機関や都市部の発展により衰退していきシャッター街となった。しかし随所にその面影が見られることからこの設計では那古野地区のマスタープラン「歴史的な建築物の商業的活用や歴史的な資源を生かした魅力ある空間づくりを目指す」に基づき、街の再発展の為円頓寺商店街に「昭和レトロ」をコンセプトとした街並みと同時に社会問題に挙げられるヒートアイランド現象の緩和をはじめとする景観向上、リラックス効果などの“緑”の良さを体感できる空間の提案・設計行うこととする。設計の対象と方法は、本街商店街に現存する木造2階建ての民家を設計対象とし、ノスタルジーを感じる駄菓子居酒屋、地域の伝統であるノリタケ食器を使用した喫茶店を設け、本街商店街全体を緑化し緑あふれ人が滞在できる空間とした。
パネル、模型、梗概