薄型CLTと張弦梁を用いた屋根材の開発に関する研究
新たな木質材料であるCLTは、建築材料として壁などの鉛直構面だけでなく、屋根や床など水平構面に用いる事例が見られる。これらの事例では、CLTのみで水平構面を構成したものが多く、断面の厚いCLTとなることが多い。本研究は、張弦梁と厚さ72㎜、横7200㎜、縦2300㎜の薄型CLTを用いて、長期荷重及び短期荷重を想定した屋根の積載荷重によるたわみ・軸力を実大実験より確認する。また、張弦梁に用いた丸鋼材の引張実験を実施し、得られた解析値と実験値を比較する。
論文、A1パネル2枚、梗概