棒針編みの物理的性質に基づくベストの制作
本制作では、曲げ特性、初期熱流束最大値、通期抵抗について研究を行い、物理的性質を生かし、冬の気候に適したニットベストの制作を行った。
実験から編み方によって物理的性質に相違が見られ、棒針編みで編んだ試料布と冬用のスーツ地、ニットとの特性を比較したときに、試料布は暖かく空気を通しにくいことが分かった。実験から得られた編み方別の物理的性質を用いて、ベストのパーツごとに編み方を変えて制作を行うことで、暖かく着用しやすいニットベストを制作することができた。
ニットベスト、材料:イタリア製ウール51% 、アクリル49%の糸 MAGIA、棒針6/0号、作品論文、パネル、梗概