いつもそばに ―妊産婦に寄り添う“まち”―
現在日本では「妊産婦うつ」が深刻な問題となっており、産前~産後にかけ妊産婦を手厚くサポートする必要がある。しかし、核家族化が進行するいま人と人の繋がりは希薄になり、妊産婦がより孤立する状況になりつつある。そこで、「妊産婦とその家族に寄り添い、いつでも安心して頼れるまち」をコンセプトに街に点在する空き家7棟と空地一箇所を妊産婦ケアの場になるよう設計する。出産・入院・妊娠中~小学校入学までの継続的なメンタルケア・診察、妊産婦同士の交流など育児に関するあらゆるサポートを行う。また自然の温かみをそばに感じられるよう、中庭とのつながりや光の取り入れ方も工夫した。まちのみんなで出産を喜び、支え合う未来に繋がるよう願いを込めて設計した。
A1パネル6枚、模型1550×1200×200、梗概