高壁倍率を有するCLT耐力壁に関する解析的研究
高壁倍率を有するCLT耐力壁の解析モデルを構築し、接合部の仕様や壁長が変化した際の耐震性能が発現する機構を検証した。解析を行うCLT耐力壁は、柱間距離1P(910mm)の軸組構法にCLTを用いたものである。解析パラメーターを接合部の仕様、壁長の2つとした。接合部の仕様は弾塑性バネに置換した。解析より、耐力壁の初期剛性、靭性能は柱-CLT間の接合部の影響が大きいことが確認できた。また、壁長が2Pとなっても同様の傾向であることが確認された。
論文、A1パネル2枚、梗概