空調のドラフト評価のための乳児頭部熱モデル
近年の厳しい温熱環境の中で、空調を使用する機会が増加している。空調の温度を下げ続けると冷却コイルの代替として風量でエネルギーを補うこととなり、この過程で発生する風がドラフトとなる。ドラフトは冷房病、自律神経失調症など人体に悪影響を及ぼすが、その中でも乳児は大人よりも温熱感覚に敏感であること、また意思伝達が難しいことから、特に温熱感覚の把握及び温熱環境の改善が必要だといえる。
以上より本研究では、伝熱面積を根拠とした乳児頭部熱モデルの作製と温度制御するための係数算出を目的とした。
論文、パネル、梗概