天然皮革由来の可撓性透明素材の開発
透明感の高い皮革材料である豚の生革を出発原料として、生物標本の透明化に用いられる技術の皮革材料への応用を検討し、得られた皮革由来の可撓性透明素材の特徴について明らかにすることを目的として実験を行いました。脱脂膨潤処理の非イオン界面活性剤には規制対象物のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルに替えてポリエチレングリコールラウリルエーテルを用い、糖類にはスクロースを使用して透明化処理を行うことで変色性が低く、透明性と可撓性の高い皮革材料を得ることが出来ました。得られた試料をもとにスケールアップ行い小物を制作しました。
論文、パネル、梗概